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逆流（食べたものが込み上げる）
逆流（食べたものが込み上げる）｜港区白金・麻布の女性医師による胃と大腸の内視鏡｜白金高輪駅最寄り｜白金麻布メディカル内科・内視鏡クリニック
逆流（食べたものが込み上げる）
食べたものが込み上げる・戻ってくる原因は「胃酸の逆流」かも？
「食後に胃のあたりがムカムカして、食べたものがこみ上げてくる」
「酸っぱい液体が口まで上がってくる」
そんな不快な“逆流”の症状に悩んでいませんか？
このような症状は、胃の中の内容物や胃酸が食道に逆流して起こるもので、医学的には「胃食道逆流症」や「逆流性食道炎」と呼ばれます。
一時的な違和感なら自然に治まることもありますが、くり返すようになると、食道の粘膜が炎症を起こし、胸やけ・のどの違和感・咳・声のかすれなどさまざまな不調につながります。
最近では、ストレスや食生活の乱れ、デスクワーク中心の姿勢などが影響し、若い世代でも増えている症状です。
本記事では、逆流の原因・起こりやすい病気・検査や治療法・日常生活での対策を、港区白金の「白金麻布メディカル内科・内視鏡クリニック」がわかりやすく解説します。
「食べたものが喉のほうへ上がってくる」「酸っぱい液体が口まで戻る」「食後に胸の奥がムカムカする」──これらは典型的な胃酸や食べ物の逆流症状です。
通常、食べ物は食道を通って胃に送られ、胃の入り口にある“下部食道括約筋（かぶしょくどうかつやくきん）”がしっかり閉じることで、胃酸や食べ物が逆流しないようになっています。
しかし、この筋肉がゆるんでしまうと、胃の中の内容物が食道に戻り、胸やけ・ゲップ・のどの違和感・声のかすれ・咳などの症状が現れます。
特に、食後すぐに横になる・満腹まで食べる・脂っこい料理をよく食べる・アルコールやコーヒーを多く摂るといった生活習慣は、胃酸の逆流を引き起こしやすくします。
また、ストレスや加齢、姿勢の悪さ、肥満、妊娠中なども逆流を助長する要因です。
逆流は一時的なものであっても、くり返すうちに食道の粘膜が炎症を起こし、逆流性食道炎に進行することがあります。
軽い症状でも放置せず、早めに原因を確認することが大切です。
胃の内容物が食道に逆流してしまうのは、「逆流を防ぐ仕組み」がうまく働かなくなることが大きな原因です。
通常、胃と食道の境目には「下部食道括約筋（かぶしょくどうかつやくきん）」という輪状の筋肉があり、食べ物を胃に送り込むとき以外はしっかり閉じています。
この筋肉がゆるむと、胃酸や食べ物が食道のほうへ上がってきてしまうのです。
脂っこい料理やスイーツ、チョコレート、アルコール、コーヒー、炭酸飲料などは、胃酸の分泌を促進し、逆流を悪化させます。
また、食後すぐ横になる・夜遅くに食事をとる習慣も、胃の中に圧力がかかり、胃酸が上がりやすくなる原因です。
加齢、肥満、妊娠、ストレス、猫背などによって、下部食道括約筋の働きが弱まります。
腹圧が高まると（お腹に力がかかると）胃の中の圧力が上昇し、胃酸が押し戻されやすくなります。
胃の一部が横隔膜のすき間から胸のほうへ飛び出してしまう「食道裂孔ヘルニア」も、逆流を起こす代表的な要因です。
この状態になると、胃と食道の境目の位置がずれてしまい、逆流防止の働きが弱まります。
ストレスが続くと自律神経のバランスが崩れ、胃の動きや胃酸分泌の調整がうまくいかなくなります。
特に、日中忙しいビジネスパーソンや睡眠不足の方に多い傾向があります。
このように、逆流は単なる“胃酸の出すぎ”ではなく、生活習慣・姿勢・ストレス・加齢など複数の要因が重なって起こる症状です。
原因を明確にすることが、再発を防ぐ第一歩となります。
「食べたものが込み上げる」「胸がムカムカする」「喉がヒリヒリする」といった逆流症状の背景には、いくつかの病気が関係しています。ここでは代表的な疾患を紹介します。
最も一般的な病気で、胃酸が食道へ逆流して粘膜を刺激し、炎症を起こす状態です。
胸やけ、ゲップ、喉の違和感、酸っぱい液体が上がってくるなどの症状が特徴です。
放置すると、びらんや潰瘍ができてしまい、食事のたびに痛みや飲み込みづらさを感じるようになります。
胃酸がのどまで上がってくるタイプの逆流で、胸やけがなくても発症します。
声のかすれ、慢性的な咳、のどの違和感、異物感などが続く場合は、この病気が疑われます。
耳鼻科で異常が見つからないのに症状が治まらないという方は、消化器内科での検査がおすすめです。
胃の一部が横隔膜を通って胸のほうへ飛び出す病気です。
加齢や肥満、妊娠、姿勢の悪さなどが原因となり、胃と食道の境目がずれることで逆流を引き起こします。
胸やけや吐き気、食後の違和感が特徴です。
内視鏡検査で異常がなくても、胃の動きが鈍くなって逆流感や胃もたれを感じることがあります。
ストレスや自律神経の乱れが関係している場合もあり、生活の改善が重要です。
これらの病気はいずれも早期に治療を始めれば改善しやすいものです。
「胸やけだけだから」「吐いていないから大丈夫」と自己判断せず、専門的な検査で原因を特定することが大切です。
逆流の症状を「よくある胸やけだから」と放置してしまうと、思わぬトラブルを招くことがあります。
胃酸は強い酸性を持つため、食道やのどの粘膜に炎症を起こし、**慢性的な食道炎や粘膜のびらん（ただれ）**を引き起こします。
さらに悪化すると、食道が狭くなって食べ物が通りにくくなったり、出血を起こしたりすることもあります。
また、炎症を長期間くり返すうちに、食道の粘膜が胃の粘膜のように変化してしまう「バレット食道」という状態に進行する場合があります。
これは食道がんの前段階とされ、早期の発見と治療がとても重要です。
さらに、胃酸がのどまで上がってくる「咽喉頭逆流症」の場合、声帯や喉頭への刺激によって、声のかすれ・咳・喉の痛み・違和感が続くこともあります。
こうした症状が続くと、睡眠の質の低下や仕事・日常生活への影響も少なくありません。
つまり、逆流をくり返すということは、体の中で「炎症が続いている」というサインです。
早めに原因を調べ、適切な治療と生活改善を行うことで、再発や合併症を防ぐことができます。
食べたものが込み上げる・胸がムカムカするなどの逆流症状が続く場合は、内視鏡検査を中心とした専門的な診断が必要です。
症状だけでは原因を特定しにくく、逆流性食道炎のほかにも、食道裂孔ヘルニアや胃の運動異常、腫瘍性疾患などが隠れていることがあります。
最も重要な検査で、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察します。
炎症の有無やびらん、潰瘍、腫瘍、ポリープを詳しく確認でき、必要に応じて組織を採取して病理検査を行います。
当院では、鎮静剤を使用した苦痛の少ない内視鏡検査にも対応しており、「眠っている間に終わった」と安心される患者様も多くいらっしゃいます。
胃酸の逆流の程度や食道の動きを詳しく確認するために行う検査です。
これらは当院では実施しておりませんが、必要に応じて専門医療機関と連携し、検査をご案内しております。
検査結果は当院と共有し、今後の治療方針に役立ててまいります。
腫瘍や周囲臓器への影響を調べる精密検査です。
こちらも当院では撮影設備がありませんが、必要な場合には近隣の総合病院・放射線科施設と連携してご案内いたします。
このように、当院では内視鏡検査を中心に、必要な際は地域の医療機関と連携しながら総合的に診断を行っています。
患者様の症状に応じて、最も適した検査方法をご提案いたしますのでご安心ください。
食後に食べたものが込み上げてくる、酸っぱい液が口まで上がる、喉がヒリヒリする──
このような症状が続く場合は、胃酸の逆流や逆流性食道炎が関係している可能性があります。
一時的に治まっても、再発をくり返すうちに食道の炎症が悪化し、慢性的な痛みや飲み込みづらさ、さらにはがんのリスクにつながることもあります。
当院「白金麻布メディカル内科・内視鏡クリニック」では、消化器内視鏡専門医が症状の原因を丁寧に調べ、鎮静剤を使用した苦痛の少ない内視鏡検査で炎症やびらんの有無を確認します。
また、薬による胃酸のコントロールと生活習慣の改善を組み合わせ、症状の根本改善と再発予防の両立をめざします。
さらに、必要に応じて近隣の医療機関と連携し、CTやバリウム検査などの精密検査にもスムーズに対応できる体制を整えています。
患者様お一人おひとりの生活背景に合わせた治療計画を立て、「症状を抑える」だけでなく、「再び不快な逆流を起こさない身体づくり」をサポートいたします。
港区・白金・麻布エリアで、食べたものが込み上げる・胸やけ・胃酸の逆流にお悩みの方は、白金麻布メディカル内科・内視鏡クリニックへご相談ください。